『イエスの涙』

『マリアの涙』と同じく、ピーターシャビエル作品。

こちらはイエスの十字架の死は神の願いではなかったというテーマが展開される作品です。

カトリックプロテスタントいずれの立場をとっても、小説として読まないと少し異端っぽい感じが強いです。

非嫡出子としてのイエスは寂しい幼少時代を過ごしていたなど、聖母の騎士会員には挑戦的な部分も。

『マリアの涙』でも同じですが、既存の解釈、正統教義から脱文脈化して読むならば、イエスの愛を感じられる作品だとは思います。何も知らなければ、この作品に感化されてキリスト教に関心を持つ方も出てくるかもしれません。

でも、教義から脱文脈化するということは、そもそもキリスト教でなくても良くなってしまうかもしれませんね。

『マリアの涙』も『イエスの涙』も、キリスト教以外の何者かが、マリアやイエスに関する既存の教義、解釈を上手く利用する形で既存のキリスト信者、カトリック信者の情感に訴え、二つの著作に表現される独自の世界観の下に取り込もうとしているようにも読めてしまうのです。

だから、この作品について某宗教団体の謀略なのではとの話が出てくるのでしょうね。

二つとも時間を忘れて読み進められる、とても面白く読める小説ですが、そうした意味で教義に疎いクリスチャンに本書を勧める場合には、少し注意が必要なのかもしれまれん。

分かってて読む分には本当に面白いですよ!

 

 

 

『マリアの涙』

ピーターシャビエルという外国人が著者とされてますがどうでしょう?おそらく作者は日本人なのではないでしょうか。いずれの作品もカトリックの教義とはだいぶ異なる解釈でキリスト教を捉えています。

小説としてはとても面白く、読み易く、カトリック以外のクリスチャンであれば、そこで展開されるマリア論も許容できるものなのでしょう。

小説の前半、主人公である道生の回心のくだりや、文体などは三浦綾子の小説を想わせますしね。ドグマや教義の観点からみなければ、読者をキリスト教に親しいものに導いてくれる作品と思います。

ただ、けがれなき聖母の騎士会員などマリア崇敬の心を持つカトリック信者には、罪人であるマリア、悔い改めたマリアという考えはやはり受け入れがたいものと思われます。小説として魅力的であるだけカトリック信者の方は、気をつけて読みましょうね。

正統教義に拘らず、マリア様の悲しみ、優しさを感じとるのに良い作品は?という意味でなら良作としてお勧めできる小説です。

 

サド侯爵夫人

YoutubeにアップされてたBS放送録画の三島由紀夫の戯曲『サド侯爵夫人』を見る。

全部で2時間半以上、役者は、剣幸新妻聖子など。三島の世界観をとても良く表現できている。

役者さんってあれだけのセリフを良く覚えられますね、本当に感心します。三島の戯曲は学生の頃大好きで沢山読んだ。なかでもサド侯爵夫人は名作だけど、三島の詩的で過剰な言葉をそのままに、舞台セットも衣装も雰囲気がピッタリでした。

最近よく繰り返し休みに観ています。

近代能楽集あたりもこの役者さんたちで舞台化してくれたらなぁ。

一時停止

日々のリーディングを、するしないスプレッドで続けてきたが直感として当たっていない。読み方の問題もあるけど、、、。このまま続けた方が良いかガードを引いたらやめたほうが良いと出た!!

そうですか、、、。違うやり方に変えた方が良いようです。

相談者のリーディングは当たるんだけど、自分のは全くピンとこない方が多かったですね。

そこで、今日のリーディングは終了とします。